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Osmo Pocket 4が熱い・録画が止まる原因と対策|4K撮影で落ちるときの設定

minagiman

Osmo Pocket 4で4K撮影をしていたら、本体がかなり熱くなって録画が止まってしまった。あるいは、電源を切ったはずなのにバッグの中で本体が熱を持っていた。こういった症状に心当たりのある人は少なくないと思います。

結論から言うと、Pocketシリーズの発熱は故障ではなく構造上の宿命です。ただし、原因によって対処法が変わりますし、設定次第でかなり軽減できます。この記事ではDJI公式の見解をもとに、症状別の原因と具体的な対策を整理しました。Pocket 4P・Pocket 3にもそのまま当てはまる内容です。

そもそもPocketシリーズはなぜ熱くなるのか

まず前提として、発熱すること自体は正常な動作です。理由は3つあります。

  • 録画中、センサーは毎秒24〜240コマという速度でデータを取り続けている。高速連写をずっと続けているようなもので、それだけで熱が出る
  • 画像処理チップが色処理・圧縮・H.265へのエンコードを同時にこなしていて、消費電力が大きい。バッテリー自体も電流を出し続けて発熱する
  • 携帯性を優先した設計のため内部スペースが狭く、大きなカメラのようにヒートシンクで熱を逃がせない。結果、ジンバルの金属部とハンドル部分に熱が溜まる

放熱エリアはジンバルの金属部分なので、長時間撮影するとここが50℃を超えることもあります。やけどを避けるため、使用中はジンバルや本体上部を手で覆わないようにしてください。

なお本体には過熱保護機能が入っていて、一定の温度に達すると自動で保護動作に入ります。熱くなったからといって壊れるわけではありません。

症状別・原因と対処法

録画が途中で止まってしまう

一番困るパターンです。外的な要因が絡んでいることが多いので、次の4点を順番に確認してみてください。

確認すること対処
ジンバル部分を塞いでいないか放熱エリアなので覆わない。保護シールを貼る場合は薄いものを選ぶ
録画前にすでに熱くなっていないか一度電源を切り、常温に戻してから録画を始める
遅いmicroSDカードを使っていないかU3/A2グレードの高速カードに交換する
直射日光や高温環境で使っていないか日陰に移す、車内放置を避ける

意外と見落とされるのが3つ目のSDカードです。低速なカードで録画すると、書き込み待ちが発生して本体が発熱しやすくなります。安いカードを使っているなら、まずここを疑ってみる価値があります。

電源を切ったはずなのに熱い

これは「実は電源が入ったままジンバルが動き続けていた」というケースがほとんどです。

  • ケースに入れずにバッグへ放り込んだ結果、電源ボタンが押されて起動し、袋の中でジンバルが安定化動作を続けていた
  • テーブルに平置きしたまま電源を切り忘れ、ジンバルの動作が妨げられて発熱していた(この場合、一定時間後に自動でシャットダウンします)

対策はシンプルで、収納するときは必ず手動で電源を切り、ジンバルロック状態になっているかを確認すること。専用ケースを使えば誤起動もかなり防げます。

開封直後やファームウェア更新後に熱い

初回起動・システムセルフチェック・アクティベーション・ファームウェア更新・充電のときは、チップが読み書きと演算を集中的に行うため熱が出ます。これは想定内の動作です。

更新や充電が終わったら、本体が常温に戻るのを待ってから撮影を始めましょう。それでも熱が引かない場合は、DJIのテクニカルサポートに相談したほうがいいです。

設定で発熱を抑える5つの方法

1. 「録画中は画面オフ」を設定する

これが一番効きます。カメラの画面自体が熱源になっているため、録画中ずっと点灯していると本体温度が一気に上がります。DJIは画面オフまでの時間を3秒/15秒/30秒のいずれかに設定することを推奨しています。

構図を決めたら画面を消す。これだけで長回しの安定性がかなり変わります。

2. 解像度とフレームレートを落とす

4K/120fpsのような高負荷設定は当然ながら発熱も大きくなります。納品先が4Kでなくていいなら、1080pや4K/30fpsに落とすだけで発熱は目に見えて減ります。

参考までに、DJI公式は「欧州地域または製品がアクティベーション前の場合、より厳格な温度制御設定が適用される」と明記しています。この条件下では、周囲温度25℃・スタンドアロンモードで4K/120fps録画をすると、18分ほどで高温状態になり録画が停止する場合があるとのことです。日本国内でアクティベーション済みなら、ここまで厳しくはなりません。

3. 充電しながらの録画を避ける

給電しながら撮ると、録画による発熱とバッテリー充電による発熱が重なります。どうしても必要な場合を除いて避けたほうが無難です。充電器も本体の充電電力に合ったものを選んでください。

4. 持ち方を変える

ジンバルに近いほど熱いので、画面エリアより下の位置を持つようにします。1/4インチねじ穴付きハンドルや延長ロッドを付けると、グリップ位置を物理的に下げられるので長時間の手持ちが楽になります。

5. 定点撮影は換気と日陰を確保する

三脚に据えて長時間回すような撮影では、空気が動く場所を選び、直射日光を避けるだけで結果が変わります。夏場の屋外定点は特に注意が必要です。

それでも改善しないときは

上記をひと通り試しても過熱と自動停止が続くなら、DJIサポートへの問い合わせを検討しましょう。その際、次の情報を用意しておくとやり取りがスムーズです。

  • 製品の外観写真
  • 録画前のおおよその本体温度と、直前まで電源が入っていたかどうか
  • SDカード録画を使っているか、使用しているカードの種類
  • そのときの周囲温度と使用シーン
  • 機器のログファイルと、異常が起きた時点の情報

また、DJIは温度制御設定をファームウェアアップデートで継続的に最適化していくとしています。しばらく更新していない人は、まずファームウェアを最新にしてから様子を見るのも手です。

SDカード選びで損をしないために

発熱と直結する要素なので、あらためて触れておきます。Osmo Pocket 4が対応するのはmicroSDカード(最大1TB)で、DJIが推奨モデルとして挙げているのはLexar Professional SILVER PLUSやKingston CANVAS GO! Plusといった、U3 / A2 / V30規格に対応した製品です。

Pocket 4は107GBの内蔵ストレージを備えているので、カードなしでも撮影はできます。ただし長時間撮るならカードは必須ですし、そこでケチると発熱と録画停止を自分で引き寄せることになります。

カード選びの詳細はDJI Osmo Pocket 3の推奨microSDカードの記事でも解説しているので、あわせて確認してみてください。

まとめ

Osmo Pocket 4の発熱は、小型ジンバルカメラである以上どうしても避けられません。ただ「画面を早めに消す」「高速なSDカードを使う」「収納前に必ず電源を切る」の3つを徹底するだけで、体感はかなり変わります。

大事な撮影の前には、一度長回しのテストをして自分の使い方でどこまで持つかを把握しておくと安心です。

Pocket 4そのもののスペックや、Pocket 3との違いについてはDJI Pocket 3のレビュー記事もあわせてどうぞ。

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DJI博士
DJI博士
DJI製品をこよなく愛した者
DJI製品を7年以上使用しています。ドローンだけではなく、DJIのアクションカメラやポケット製品も使っており、機材はすべてDJI製品を使用しています。
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