DJI Osmo Pocket 4を徹底レビュー|Pocket 3から買い替える価値はある?
2026年4月22日、Vlogカメラの定番シリーズに新モデル「DJI Osmo Pocket 4」が登場しました。Pocket 3が完成度の高いカメラだっただけに、「どこが変わったの?」「買い替える意味はあるの?」と気になっている人も多いと思います。
結論から言うと、見た目はほとんど変わっていませんが、中身はかなり手が入っています。特に内蔵ストレージと静止画性能は数字の上で大きく伸びました。この記事では両モデルの違いを具体的に比較しながら、どちらを選ぶべきかを整理していきます。
Osmo Pocket 4の基本スペック

| センサー | 1インチ CMOS(新設計) |
| レンズ | 換算20mm/f/2.0 |
| 最短撮影距離 | 0.2m |
| 静止画 | 約37MP(7680×4320) |
| 通常動画 | 4K/60fps、3K縦動画(1728×3072) |
| スローモーション | 4K/240fps、1080p/240fps |
| 最大ビットレート | 180Mbps |
| 内蔵ストレージ | 107GB |
| 画面 | 2.0インチ回転式(1000nit) |
| バッテリー | 1545mAh(最長240分) |
| 充電時間 | 80%まで18分/100%まで32分 |
| サイズ・重量 | 144.2×44.4×33.5mm・190.5g |
| 発売日 | 2026年4月22日 |
価格(発表時・税込)
- スタンダードコンボ:79,200円
- クリエイターコンボ:99,880円
クリエイターコンボにはDJI Mic 3のトランスミッターや補助ライト、広角レンズ、ミニ三脚などが付属します。単品で買い足すと結構な金額になるので、最初から音声収録までやるつもりならこちらが現実的です。
Pocket 3からの進化ポイント
1. 内蔵ストレージ107GBを搭載
Pocket 3には内蔵ストレージがなく、microSDカードが必須でした。Pocket 4は107GBを内蔵しているので、カードを挿し忘れても撮影を始められます。
地味に見えますが、旅行先で「カードが足りない」「持ってくるのを忘れた」という事故がなくなるのは大きいです。もちろんmicroSDカードで容量を追加することもできます(最大1TB対応)。
2. 静止画が9.4MP→約37MPに
これが数字上もっとも大きな変化です。Pocket 3の静止画は約9.4MP(3840×2160)でしたが、Pocket 4は約37MP(7680×4320)と約4倍になりました。
Pocketシリーズは動画がメインの機材ですが、「旅先でこれ1台で写真も済ませたい」という使い方をしていた人には効いてくる進化です。
3. 4Kスローモーションが120fps→240fpsに
4Kのままフレームレートが倍になったので、スロー表現の幅が広がりました。ビットレートも130Mbpsから180Mbpsに上がっているので、動きの激しいシーンでの破綻も減っています。
4. 最短撮影距離が0.2mに短縮
Pocket 3と同じ0.2mという数字ですが、Pocket 4では新型センサーとの組み合わせで寄りの画がより扱いやすくなっています。テーブルフォトや手元の作業を撮る機会が多い人には嬉しい部分です。
5. 画面が明るくなった
2.0インチの回転式スクリーンというサイズは同じですが、輝度が700nitから1000nitに上がりました。屋外の日差しの下でモニターが見えにくかった不満は、それなりに解消されています。
Osmo Pocket 4とPocket 3のスペック比較
| 項目 | Osmo Pocket 4 | Osmo Pocket 3 |
|---|---|---|
| センサー | 1インチ(新設計) | 1インチ |
| レンズ | 換算20mm/f/2.0 | 換算20mm/f/2.0 |
| 静止画 | 約37MP | 約9.4MP |
| 4Kスロー | 240fps | 120fps |
| 最大ビットレート | 180Mbps | 130Mbps |
| 内蔵ストレージ | 107GB | なし |
| 画面輝度 | 1000nit | 700nit |
| バッテリー | 1545mAh/240分 | 1300mAh/166分 |
| 充電時間(100%) | 32分 | 32分 |
| サイズ | 144.2×44.4×33.5mm | 139.7×42.2×33.5mm |
| 重量 | 190.5g | 179g |
注目したいのはバッテリーです。容量が1300mAhから1545mAhに増えたことで、駆動時間が166分から240分へと大きく伸びました。長回しが多い人にとっては、画質より実用的な差かもしれません。
一方で重量は179gから190.5gに増えています。10g程度の差なので体感はほとんどないと思いますが、ボディも少し長くなっているのでケース類の互換性は確認しておくと安心です。
買い替えるべき?判断の目安

Pocket 4に買い替える価値が高い人
- 長時間の撮影が多く、バッテリー切れに悩まされている
- 写真もこれ1台で完結させたい
- スローモーションを多用した映像を作りたい
- SDカードの管理から解放されたい
- 屋外撮影が中心で、モニターの見えにくさにストレスを感じている
Pocket 3のままで十分な人
- 最近Pocket 3を買ったばかり
- 日常のVlogが中心で、4K/60fpsで不満がない
- 写真は別途スマホやカメラで撮っている
- 予備バッテリーやSDカードをすでに揃えている
Pocket 3は現在も現行機として販売が続いていて、Pocket 4の登場で実売価格が下がっています。DJI Pocket 3のレビュー記事も参考に、予算とのバランスで選んでみてください。
Pocketシリーズが初めての人はどちらを選ぶ?
これから初めてPocketシリーズを買う場合は、長く使うつもりならPocket 4を選んでおくのが無難です。内蔵ストレージとバッテリー駆動時間の差は、使い始めてから効いてくるタイプの違いだからです。
一方で「まずはジンバルカメラを試してみたい」という段階なら、値下がりしたPocket 3でも十分に満足できると思います。カジュアルなVlog撮影という点では、Pocket 3の完成度は今でも高い水準にあります。
Pocket 3を選ぶ場合は、推奨microSDカードをまとめた記事もあわせて確認しておくと失敗しません。
まとめ
Osmo Pocket 4は、外観こそPocket 3とほぼ同じですが、内蔵ストレージ・静止画・バッテリー・スロー撮影と、実用に直結する部分が着実に底上げされたモデルです。派手な新機能というより「困っていたところが順番に潰された」という印象の世代交代になっています。
Pocket 3を使っていて不満がない人が急いで買い替える必要はありませんが、バッテリーやストレージで困った経験がある人には素直におすすめできる1台です。
