DJI Osmo Nanoはカメラとドックの使い分けがすべて|防水・バッテリー・保存先の落とし穴
DJI Osmo Nanoは、52gのカメラ本体と、画面付きの「多機能ビジョンドック」の2つに分かれる超小型カメラです。帽子やシャツ、ペットの首輪にマグネットで付けて撮れる手軽さが魅力で、価格は64GBモデルのスタンダードコンボが43,890円、128GBモデルが48,730円です。
このカメラは、カメラ本体とドックのどちらが何を担当しているかを理解していないと、思わぬところでつまずきます。水に入れていいのはどっちか、バッテリーはどこまで持つのか、データはどこに保存されるのか。この記事ではその役割分担を整理します。
カメラ本体とドックの役割
| 項目 | カメラ本体 | 多機能ビジョンドック |
|---|---|---|
| 重量 | 52g | 72g |
| 画面 | なし | 1.96インチOLEDタッチスクリーン |
| 防水 | 単体で水深10mまで | カメラと合体でIPX4(防滴) |
| バッテリー | 530mAh | 1300mAh |
| ストレージ | 内蔵64GB/128GB | microSDスロット(書き出し用) |
カメラ単体には画面がなく、ドックが画面・リモコン・充電器・データ転送の役割を受け持ちます。合体させればアクションカメラ、外せば超小型のウェアラブルカメラ、という二役の構造です。
つまずきやすい3つのポイント
1. 水に入れていいのはカメラだけ
カメラ本体はハウジングなしで水深10mまで防水です。一方、ドックと合体させた状態はIPX4、つまり汗や雨、軽い水しぶきに耐える防滴レベルにとどまります。
海やプールに入るときは、必ずドックを外してカメラ単体で使ってください。画面を見ながら水中を撮りたくなる気持ちは分かりますが、ドックごと沈めると故障の原因になります。
2. 最大200分はドックと一緒に使ったときの数字
カタログの最大200分という撮影時間は、ドックのバッテリーと組み合わせたときの数値です。カメラ本体のバッテリーは530mAhと小さく、単体で長時間回すことはできません。
帽子や首輪に付けて撮る使い方はカメラ単体になるので、こまめにドックに戻して充電する運用が前提になります。ドックはカメラを付けるだけで充電できるので、撮影の合間にドックに戻す癖をつけておくと安心です。
3. 映像はカメラ本体に保存される
撮った映像はカメラ本体の内蔵ストレージ(64GBか128GB)に保存されます。microSDスロットはドック側にあり、カメラに追加の保存先を足すためのものではなく、データを書き出すための場所です。
つまり撮影できる量はカメラの内蔵容量で決まります。4K/60fpsや4K/120fpsで撮るなら、64GBはあっという間に埋まります。迷っているなら128GBモデルを選んでおくほうが後悔は少ないはずです。
画質と機能
- 1/1.3インチセンサーで、上位のアクションカメラと同クラスの大きさ
- 最大4K/60fps、スローモーションは4K/120fps
- 画角143°の超広角
- 10bit・D-Log Mに対応し、あとから色を整えやすい
- DJI Mic 3などのマイクと直接接続できる(OsmoAudio)
この小ささで1/1.3インチセンサーとD-Log Mを積んでいるのは、ほかの超小型カメラにはない強みです。音声はDJI Mic 3のトランスミッターを直接つなげるので、話しながら撮るVlogにも使えます。接続方法はDJI Mic 3の接続方法の記事で解説しています。
マグネット装着の注意
カメラの背面と側面がマグネットになっていて、付属の磁気ハットクリップや磁気ストラップで服や帽子に取り付けます。厚手の服の上からだと磁力が弱まり、激しく動いたときに外れることがあります。ジャンプや全力疾走をする場面では、クリップ式の固定を選ぶほうが安全です。
また、強いマグネットなので、ICカードや磁気カードの近くに置かないようにしてください。
まとめ
Osmo Nanoは、カメラとドックを組み合わせたり外したりして使うカメラです。水に入れるのはカメラだけ、長時間撮るならドックと一緒、保存先はカメラ本体。この3つを押さえておけば、52gの小ささを存分に活かせます。
画面付きの一体型アクションカメラが欲しい人は、Osmo Action 5 Proのレビュー記事もあわせてどうぞ。
