DJI AIR3

DJI Air3を徹底レビュー!特徴から機体登録方法まで詳しく紹介!

minagiman

2023年7月25日に発売されたDJI Air 3は、空撮用ドローンとしてはミドルクラスに位置しながら、プロフェッショナルな撮影機能を持つ、非常に優れたモデルです。今回、私はこの新型ドローンを実際に使用してみたので、その特徴や使い勝手について徹底レビューをお届けします。さらに、機体登録方法についても詳しく解説していきます。

DJI Air 3の基本スペック

まず、DJI Air 3の基本スペックを紹介します。この機体は、129,800円(税込)から購入でき、驚異の飛行時間46分を誇るため、長時間の空撮に非常に適しています。これにより、1フライトでより多くのカットを撮影することが可能になり、撮影の効率が飛躍的に向上します。

商品ラインナップ

DJI Air 3には、以下の3つのセットが用意されています:

  1. DJI Air 3 (DJI RC-N2付属):シンプルな基本セットで、価格は129,800円(税込)。まずは手軽にドローンを始めたい方向け。
  2. DJI Air 3 Fly More コンボ (DJI RC-N2付属):予備バッテリーや充電ハブ、キャリーケースが付属している充実したセットで、価格は165,000円(税込)
  3. DJI Air 3 Fly More コンボ (DJI RC 2付属):ディスプレイ付き送信機がセットになり、あらゆる撮影環境に対応できる**187,000円(税込)**のフルセット。

これらのセットの中から、自分のニーズに合わせて選ぶことができ、初心者からプロまで満足できるラインナップとなっています。


DJI Air 3とDJI Air 2Sの違い

DJI Air 3は前作のDJI Air 2Sと比べて、多くの点で進化しています。私が実際に使ってみて感じた主な違いを以下に4つのポイントで紹介します。

1. 飛行時間の進化

DJI Air 2Sの最大飛行時間は31分でしたが、DJI Air 3はこれを46分まで延ばしています。これは非常に大きな進化で、1.5倍の飛行時間を誇ります。私も実際に飛ばしてみて、そのスタミナに驚かされました。特に、遠方の撮影ポイントに移動する際や、長時間のフライトが必要な撮影には、この飛行時間の長さが非常に役立ちます。バッテリー切れの心配をすることなく、安心して飛行できるのは大きな利点です。

また、バッテリーの充電速度も向上しており、100Wの充電器を使えば、約60分でフル充電が可能です。予備バッテリーを持っていれば、ほぼ連続して飛行させることができます。

2. カメラ性能の向上

DJI Air 3のカメラは、2眼レンズを採用している点が最大の特徴です。これにより、24mm f/1.7の広角レンズと、70mm f/2.8の中望遠レンズを使い分けることができ、様々な撮影シーンに対応できます。どちらのレンズにも1/1.3インチのCMOSセンサーが搭載されており、48MPの高解像度で写真を撮影可能です。特に、2眼レンズの切り替えがスムーズで、広角と望遠の異なる視点を一つの映像の中で自由に使い分けられるのが非常に便利です。

さらに、10-bit D-log Mに対応しているため、色補正やカラーグレーディングを行う方にとっては、よりクリエイティブな映像作りが可能になります。私もD-log Mで撮影した映像を編集してみましたが、細かな色の調整がしやすく、特に夕焼けや夜景の撮影時にその効果が実感できました。

3. 全方向対応の障害物センサー

DJI Air 3は、安全性の面でも大きな進化を遂げています。前作DJI Air 2Sは前後と上下方向の3方向の障害物センサーしか搭載していませんでしたが、DJI Air 3では、全方向対応の障害物検知センサーを搭載しています。これにより、機体の周囲すべての障害物を検知し、自動で回避してくれるため、初心者でも安心して飛行させることができます。

私は実際に市街地で飛ばしてみましたが、建物や電線に近づいた際にセンサーが反応し、機体が自動でブレーキをかけてくれました。これにより、衝突のリスクを大幅に減らすことができ、非常に信頼感のある飛行体験でした。

4. 進化した送信機

DJI Air 3には、RC-N2RC 2の2種類の送信機が対応しています。RC-N2はスマートフォンを装着して使用する画面なしモデルで、RC 2はディスプレイが内蔵された画面付きモデルです。RC 2は特に操作性が良く、ディスプレイが700ニトの明るさを誇るため、晴天の屋外でも非常に見やすいです。映像伝送もO4技術により強化され、長距離でも映像が途切れることなく伝送されるのが印象的でした。

また、RC 2には折りたたみ式のアンテナが付いており、持ち運びにも便利です。私は長時間の撮影でも快適に操作でき、軽量かつ頑丈な作りが気に入りました。


DJI Air 3のデザインと機能

DJI Air 3のデザインや各機能について、実際に使って感じたことを詳しくレビューします。

本体デザイン

DJI Air 3は、非常にコンパクトながらも機能性に優れたデザインです。機体重量720gで、軽量ながらも安定感があり、耐風性能も優れています。初めてこのドローンを手に取ったとき、私はその軽さに驚きましたが、実際に飛ばしてみると、風が強い状況でもしっかりとホバリングしてくれました。

24mm広角レンズ70mm中望遠レンズのデュアルカメラシステムを採用しているため、さまざまなシーンで柔軟に対応できるのが非常に魅力的です。私は都市部や自然の中でもこのカメラを使用して撮影しましたが、どちらも非常に美しい映像が撮影できました。


DJI Air 3のカメラ機能

DJI Air 3のカメラ機能は特に素晴らしく、2眼レンズを使った撮影が非常に楽しいです。

デュアルレンズの利点

広角と中望遠の2つの視点で撮影できるため、24mm広角レンズでは広大な風景をダイナミックに捉え、70mm中望遠レンズでは被写体にフォーカスを当てた細かい表現が可能です。これにより、異なる視点から撮影した映像を1つの作品にまとめることができ、非常にクリエイティブな映像が作れます。

特に感動したのは、2つのレンズを切り替えた際の色味や解像度の違いがほとんどないことです。通常、カメラを切り替えると色合いに差が出ることがありますが、DJI Air 3ではソフトウェアの処理が優れており、全く違和感なく映像をつなげることができました。

D-log MとHLGの対応

また、DJI Air 3D-log Mと**HLG(ハイブリッドログガンマ)**にも対応しており、より高度な色補正が可能です。私はD-log Mで撮影した映像を編集し、自分好みの色合いに仕上げましたが、非常に豊かな色彩とダイナミックレンジを感じることができました。特に夕方のシーンでは、明暗のコントラストが強調され、美しい映像が撮影できました。


DJI Air 3のバッテリー性能

DJI Air 3のバッテリーも非常に優れています。新設計のバッテリーは、46分の飛行時間を実現しており、これだけの長時間飛行が可能なドローンは少ないです。実際に使ってみると、予備バッテリーを使用することで、撮影に必要なすべてのカットを1日で余裕を持って撮影することができました。

バッテリーは充電ハブを使用して最大3本同時に充電できます。また、新機能として、複数のバッテリーから最も残量の多いバッテリーに電力を移す「集電機能」が追加されています。これにより、外部からの充電が難しい環境でも、残量の多いバッテリーを効率的に使い回せます。私も撮影中にこの機能を使用し、非常に便利だと感じました。


DJI Air 3の機体登録方法

DJI Air 3を日本国内で飛行させるためには、国土交通省への機体登録が必要です。以下はその手順です。

1. 機体登録の準備

まず、国土交通省の無人航空機登録ポータルサイトにアクセスします。登録には以下の情報が必要です。

  • 機体番号(シリアル番号)
  • ドローンの製造者名(DJI)
  • 機体の重量、寸法、飛行可能時間などの詳細

2. 登録申請の手順

  1. ポータルサイトにアクセスし、必要事項を入力します。
  2. 本人確認書類(免許証やマイナンバーカードなど)をアップロードします。
  3. 登録手数料(クレジットカードやコンビニ払い)を支払います。

申請が完了すると、登録番号が発行されます。

3. 機体への登録番号の表示

最後に、登録番号を機体に貼り付ける必要があります。機体の目立つ位置にシールを貼り、飛行準備が完了します。このステップを忘れずに行うことで、法的に安心してドローンを飛行させることができます。


まとめ:DJI Air 3は初心者からプロまで楽しめる万能ドローン

DJI Air 3は、初心者からプロまで幅広く使えるドローンです。高性能なカメラ、長時間の飛行、全方向対応の障害物センサーといった機能を備え、あらゆるシーンで活躍すること間違いありません。私自身も、このドローンを使って非常に満足のいく空撮ができました。

もしあなたが、新しいドローンの購入を検討しているなら、DJI Air 3は最適な選択肢の一つです。ぜひ試してみてください!

ABOUT ME
DJI博士
DJI博士
DJI製品をこよなく愛した者
DJI製品を7年以上使用しています。ドローンだけではなく、DJIのアクションカメラやポケット製品も使っており、機材はすべてDJI製品を使用しています。
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