DJI Goggles N3

DJI Goggles N3を徹底レビュー!特徴やスペックまで詳しく紹介!

minagiman

DJI Goggles N3は、FPV飛行体験をリーズナブルな価格で提供するために設計された高性能ゴーグルです。特に、DJI NeoやDJI Avata 2と組み合わせることで、まるで空を飛んでいるかのような臨場感あふれる映像体験が可能です。従来のGoggles 3に比べ、Goggles N3はシングルスクリーンを採用し、価格も半額以下と非常に手頃で、FPV体験を気軽に楽しみたいユーザーにとってコストパフォーマンスが抜群です。

Goggles N3の特徴と利便性

Goggles N3の大きな特徴は、その軽量で快適な装着感です。約470gと軽く、長時間使用しても首や顔に負担がかかりにくい設計になっています。また、広視野角の54°スクリーンにより、没入感ある視覚体験を楽しむことができます。このスクリーンは1080pの高解像度を備えており、迫力のある映像でFPV体験をサポートします。視野の広さに加え、めまいが少なくなるよう設計されているため、長時間使用しても疲れにくく、特にFPV初心者に最適です。Goggles N3は、メガネをかけたままでも使用できる設計で、瞳孔間距離の調整も不要なため、簡単に装着が可能です。

さらに、DJIが誇るO4デジタル映像伝送システムを採用しているため、非常に安定した伝送性能を実現しています。環境に応じて最適な周波数帯(2.4GHzまたは5.8GHz)を自動で選択し、安定したリアルタイム映像が楽しめるため、スムーズなFPV操作が可能です。映像遅延はNeo接続時で58ms、Avata 2接続時で31msと超低遅延で、操縦者にとってタイムラグを感じさせない自然な体験が得られます。こうした性能により、Goggles N3は初めてのFPV体験でもスムーズに楽しめるよう設計されています。

Goggles N3とGoggles 3の比較

Goggles 3と比較した場合、Goggles N3はコストを大幅に抑えたエントリーモデルに位置づけられています。価格が半分以下でありながら、基本的なFPV機能は十分に揃っており、リフレッシュレートは最大60Hzで快適な映像が提供されます。ただし、Goggles 3が備えている100Hzのリフレッシュレートや、ゴーグル外に設置したカメラで映像を投影するリアルビュー機能は非搭載です。それでも、NeoおよびAvata 2との接続では、最大10kmの飛行距離に対応しており、長距離のFPV飛行も十分に楽しむことが可能です。

また、Goggles N3はシングルスクリーン方式を採用しており、2眼式のGoggles 3とは異なり、両目で一つの画面を共有する構造になっています。このため、視覚の一体感がありながら、装着の違和感が少なく、多くのユーザーにとって扱いやすいデザインです。シングルスクリーンは物理的なスクリーンが一つあるため、装着感が良く、自然な視野を保ちながら、臨場感のある映像体験を提供してくれます。また、ゴーグルのサイズは大きめですが、軽量設計が施されており、首への負担を最小限に抑えています。

Goggles N3とGoggles 3のスペックを比較すると、Goggles N3がシングルスクリーンの採用を軸に主要なスペックを最低限確保しつつコストダウンしていることがよくわかります。今回はDJI Neoを接続していろいろテストしましたが、DJI Neoを操縦している中でスペックダウンを感じる場面はありませんでした。

 Goggles N3Goggles 3
重量約470g
解像度1920×1080px1920×1080px
画面サイズ3.5インチ(シングルスクリーン)1画面あたり0.49インチ
リフレッシュレート最大60Hz最大100Hz
視野角54°44°
焦点(視度)調整調整機能なし-6.0D〜+2.0D
瞳孔間距離調整機能なし56〜72mm
映像伝送O4O4
遅延DJI Neo 接続時:最小遅延 58ms(1080p/60fps)
DJI Avata 2 接続時:最小遅延 31ms(1080p/100fps)
DJI Neo 接続時:最小遅延 40ms(1080p/60fps)
DJI Avata 2 接続時:最小遅延 24ms(1080p/100fps)
最大伝送距離DJI Neo 接続時:6km
DJI Avata 2 接続時:10km
DJI Neo 接続時:6km
DJI Avata 2 接続時:10km
最大ビットレートDJI Neo 接続時:50Mbps
DJI Avata 2 接続時:60Mbps
DJI Neo 接続時:50Mbps
DJI Avata 2 接続時:60Mbps
バッテリー容量2,450mAh3,000mAh
稼働時間2.7時間3時間
価格34,320円72,600円

実際の使用感:初心者にも優しいデザイン

Goggles N3を装着してDJI Neoと連携してテストを行ったところ、初めてFPVを体験する筆者も簡単に操作できる印象を受けました。広い視野角と適度な画面の明るさが組み合わさり、見た目のインパクトは大きく、初めてのFPV体験でも没入感を損なわず楽しむことができます。また、従来のゴーグルでは感じやすいめまいもほとんどなく、軽快な装着感が印象的でした。特に長時間の使用が可能な設計は、FPV初心者にとって非常に便利で、初めての長距離飛行にもストレスなく挑戦できます。

Goggles N3のもう一つの魅力は、ユーザーフレンドリーな機能です。たとえば、ARカーソル機能を搭載しており、DJI RC Motion 3とペアリングすることで、直感的な操作が可能です。これは、離陸前やホバリング時などにARカーソルを使ってカメラ設定を調整できる便利な機能であり、特に初心者にとって直感的に操作しやすいです。視覚的な没入感を楽しみながら操作もシンプルにできるため、初心者から上級者まで幅広く利用できるでしょう。

ゴーグルのデザインと耐久性について

Goggles N3のデザインも考慮されており、外観は大きめですが、軽量で持ち運びも容易です。バッテリーはゴーグル後部に設置されており、重心のバランスが取れた設計になっています。通常、単眼ゴーグルは前方にバッテリーがあるため、首に負担がかかりやすいですが、Goggles N3は後部に配置することでその負担を軽減しています。これにより、長時間の装着でも首や顔への圧力が少なく快適な装着感が保たれます。

さらに、Goggles N3は耐久性も高く、長期間の使用にも耐えられる設計がされています。充電やファームウェアアップデートに便利なUSB-CポートやmicroSDカードスロットも備えており、ユーザーが簡単にアップデートや保存メディアの交換が行えるよう工夫されています。スクリーン側のクッションも布製とゴム製を使い分けており、顔にフィットしやすく、外光が入りにくい設計がされているため、没入感を高める効果も期待できます。

まとめ

Goggles N3は、初めてのFPVドローンを手軽に楽しみたい方にとって理想的な製品です。NeoやAvata 2との連携により、FPV操縦を実現するために必要な機能が揃っており、低価格でありながら高性能です。また、価格面で手が届きやすく、FPV操縦を体験してみたい初心者から、さらに本格的なFPV撮影を目指す中級者まで、幅広い層にマッチしています。特に、FPVに興味がありながら、コストを抑えたいと考えているユーザーには、Goggles N3は非常に魅力的な選択肢です。

また、DJI Neo Motion Fly Moreコンボ(Neo、Goggles N3、RC Motion 3、バッテリー3個、充電ハブ1個セット)での購入が推奨されており、これにより最大限の飛行体験が得られます。FPVゴーグルを初めて購入する方にとっても、このコンボセットは非常にお得な選択となるでしょう。さらに、DJI製品の堅牢なデザインと品質により、初心者でも安心して使い続けられる製品に仕上がっています。

ABOUT ME
DJI博士
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DJI製品をこよなく愛した者
DJI製品を7年以上使用しています。ドローンだけではなく、DJIのアクションカメラやポケット製品も使っており、機材はすべてDJI製品を使用しています。
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