GoPro HERO13 BlackとDJI Osmo Action4のスペック比較
今回は新しく発売された、HERO13 Black、HERO、そしてDJIのOsmo Action4のスペックを比較したいと思います!
比較表
Osmo Action 4 | HERO13 | HERO | |
---|---|---|---|
発売日 | 2023年8月2日 | 2024年9月4日 | 2024年9月4日 |
価格 | ¥58,300 | ¥68,800 | ¥34,800 |
サイズ (幅 x 高さ x 奥行) | 幅70.5×高さ44.2×奥行32.8mm | 幅71.8 x 高さ50.8 x 奥行33.6mm | 幅56.6 x 高さ47.7 x 奥行29.4mm |
重さ | 145g | 154g | 86g |
ディスプレイ | 1.4インチ カラーLCDタッチ画面, 2.25インチ | 1.4インチ, 2.27インチタッチ | 1.76インチタッチ |
防水性能 | 水深18mまで | 10m | 5m |
耐寒性能 | -20℃ ~ -45℃ | -10°~35° | -10°~35° |
最大解像度 | 4K 120FPS (16:9) | 5.3k60 + 4k120 + 2.7k240 | 4k30 + 2.7k60 |
センサーサイズ | 1/1.3インチ | 1/1.9インチ | 公表なし |
画素数 | データなし | 27MP | 12MP |
ビットレート | 130 Mbps | 120Mbps | 50Mbps |
10-bit対応 | 〇 (D-Log M) | 〇 | × |
手ブレ補正 | Rock Steady 3.0 + | HyperSmooth 6.0 | HyperSmooth |
水平ロック | × | 〇 | × |
タイムラプスモード | 〇 | 5.3kTimeWarp3.0 | × |
視野角 | 155° | 177° | 公表なし |
スローモーション | 4倍 (4K120FPS), 8倍 (1080p240FPS) | 13倍 (720p400), 12倍 (900p360) | 2倍 (2.7k60) |
WiFi対応 | 〇 (スマホホットスポット機能あり) | 〇 | × |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.2 |
バッテリー容量 | 1770mAh | 1900mAh | 1255mAh |
バッテリー使用時間 | 160分 | 5.3K30で1.5時間, 1080p30で2.5時間 | 4K30で60分 |
WiFiバージョン | Wi-Fi 6.0 | Wi-Fi 6.0 | Wi-Fi 5.0 |
microSD対応 | microSD (最大512GB) | microSD (最大512GB) | microSD (最大512GB) |
比較結果
この比較表を見ると、DJI Osmo Action 4、GoPro HERO13、そしてGoPro HEROの3つのアクションカメラは、それぞれに異なる特徴や強みがあることがわかります。以下に、それぞれのカメラの特徴を詳しく見ていきます。
デザインとサイズ
まず、デザインとサイズについて注目すると、3つのカメラはそれぞれ大きさと重さが異なっています。DJI Osmo Action 4とHERO13は、比較的似た大きさと重さで、約145gから154gの範囲に収まっています。これに対して、GoPro HEROは86gと非常に軽量です。サイズもコンパクトで、持ち運びやすさが特徴です。日常的な使用や旅行での利用を考えると、軽量なGoPro HEROは非常に魅力的です。しかしながら、耐久性や機能面では他の2つと比べてやや劣る点が見受けられます。
ディスプレイとタッチ操作
ディスプレイに関しては、DJI Osmo Action 4とHERO13は共に1.4インチのカラーLCDタッチ画面を備えていますが、GoPro HEROは1.76インチのタッチ画面で、フロントディスプレイがないという点でシンプルな仕様となっています。タッチ操作に関しては、DJI Osmo Action 4が2.25インチ、HERO13が2.27インチと、非常に僅差で大型タッチスクリーンを備えています。これにより、操作性や視認性が向上しており、撮影中の設定変更やプレビューがしやすい点が特徴です。
防水性能と耐久性
防水性能は、3つのカメラすべてに備わっているが、それぞれ異なる深さまで対応しています。DJI Osmo Action 4は水深18mまで対応し、最も優れた防水性能を誇ります。HERO13は10mまで、GoPro HEROは5mまでと、用途に応じた防水性を選択することができます。これにより、水中でのアクティビティにおいて、DJI Osmo Action 4は他のカメラに比べて優れた選択肢となるでしょう。また、寒冷地での使用温度範囲についても、DJI Osmo Action 4が-20℃から使用可能である点が、極限の環境での撮影において大きな利点となります。
映像性能と解像度
映像性能では、HERO13が圧倒的なスペックを誇ります。最大5.3K60fpsの解像度に加え、4K120fps、2.7K240fpsといった高解像度・高フレームレートの撮影が可能です。これにより、非常に滑らかなスローモーション映像や、クリアで鮮明な高解像度の映像を得ることができます。対して、DJI Osmo Action 4は4K120fpsに対応しており、HERO13には及ばないものの、十分に高性能です。GoPro HEROは、最大4K30fpsでの撮影が可能ですが、映像品質やフレームレートに関しては他の2つのカメラに比べて制限があることがわかります。
センサーと画素数
センサーサイズに関しては、DJI Osmo Action 4が1/1.3インチ、HERO13が1/1.9インチと、Osmo Action 4がやや大きいセンサーを搭載しています。これにより、低照度環境での撮影やダイナミックレンジが向上し、夜間や薄暗い場所での映像撮影において優位性を発揮します。画素数では、HERO13が27MPと最も高く、細部まで鮮明に映像を記録できるのが特徴です。対して、GoPro HEROは12MPと標準的なスペックに留まっており、通常の撮影には十分ですが、より高画質な写真を求めるユーザーにはHERO13やOsmo Action 4が魅力的です。
手ブレ補正と撮影機能
手ブレ補正機能に関しては、HERO13のHyperSmooth 6.0が最も進化した技術を持ち、どのような状況でも安定した映像を提供します。DJI Osmo Action 4はRock Steady 3.0+を搭載し、こちらも非常に優れた補正性能を持っていますが、水平ロック機能がないため、特定のシーンではHERO13の方が優れた映像を提供できるでしょう。GoPro HEROもHyperSmooth機能を搭載していますが、こちらはより標準的な性能です。
また、タイムラプスモードにおいてもHERO13が5.3KTimeWarp3.0を搭載し、さらに高度な撮影が可能です。DJI Osmo Action 4もタイムラプス撮影が可能ですが、HERO13ほどの高度な機能は備わっていません。GoPro HEROにはタイムラプスモードが搭載されていない点が、シンプルな使用を求めるユーザー向けであるといえます。
バッテリーと接続性
バッテリー性能では、HERO13が1900mAhのバッテリーを搭載し、最も長い使用時間を提供します。5.3Kで1.5時間、1080pで2.5時間と、アクティブに撮影するユーザーには魅力的です。DJI Osmo Action 4は1770mAhとやや劣るものの、十分な撮影時間を提供します。GoPro HEROは1255mAhの内蔵バッテリーで、60分の撮影時間に限られています。
接続性に関しては、3つのカメラ全てがBluetoothやWi-Fiに対応していますが、HERO13とOsmo Action 4は最新のWi-Fi6.0に対応しており、高速で安定した通信が可能です。これに対して、GoPro HEROはWi-Fi5.0の対応に留まっており、通信速度においては若干劣る部分があります。
アクセサリーと付属品
最後に、付属品やアクセサリーについてですが、DJI Osmo Action 4は非常に豊富な付属品が特徴です。エクストリームバッテリー、保護フレーム、クイックリリース式アダプターマウントなど、撮影をサポートするアイテムが多く含まれています。HERO13とGoPro HEROもハードシェルカメラケースやクイックリリースバックルが付属しており、基本的なアクセサリーは揃っていますが、より多彩なシチュエーションでの撮影を考えると、Osmo Action 4の付属品が魅力的です。
結論
総合的に見ると、DJI Osmo Action 4、GoPro HERO13、GoPro HEROの3つのカメラは、それぞれに異なるユーザー層に向けた製品です。HERO13は高い映像品質と手ブレ補正機能を求めるプロユーザー向け、DJI Osmo Action 4は耐久性や防水性能、付属品の豊富さを求めるアクティブなユーザー向け、GoPro HEROはシンプルで軽量なカメラを求める初心者やライトユーザー向けといえます。それぞれの用途や予算に応じて、最適な選択肢を選ぶことができるでしょう。