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DJIドローンのフォーカストラックとは?

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フォーカストラックは、DJIドローンに搭載された被写体自動追尾機能です。

ドローンは被写体を自動的に追尾し、さまざまな角度から撮影を行うことができます。フォーカストラックはActiveTrack、Point of Interest、Spotlightといった複数のモードを含み、幅広いシーンで効果的に使用できます。これまで高価な機体でしか利用できなかったこの機能が、現在ではさまざまなDJIモデルに搭載されており、より手軽にプロフェッショナルな撮影が可能となっています。

アクティブトラック

アクティブトラックは、被写体を追尾する機能で、「トレース」モードと「パラレル」モードの2つの選択肢があります。トレースモードでは、被写体に向かって一定の高度、角度、距離を保ちながら追尾し、地形の変化に対応しつつ、障害物を自動的に回避します。また、スティック操作で被写体が遠ざかる様子なども撮影できます。一方、パラレルモードでは、被写体の側面から一定の角度と距離を保って追尾します。トレースモードとは異なり、被写体の側面を捉え続けることで、動く被写体と並走するような映像が撮れます。ただし、このモードでは障害物センサーがオフになるため、周囲の環境に注意が必要です。

スポットライト

スポットライトは、機体の飛行位置を固定し、その場から被写体をトラッキングするモードです。このモードでは、スティックを操作しない限り機体がその場を動かないため、障害物がある環境でも安全に使用できます。被写体をトラッキング中は、ロールスティックで旋回し、ピッチスティックで被写体との距離を調整することが可能です。静止している被写体や動いている被写体のどちらにも対応でき、例えば被写体がドローンの真下にいる場合でも撮影が可能です。また、障害物を検知すると機体がその場でホバリングするため、安全性が確保されています。

ポイントオブインタレスト

ポイントオブインタレストは、機体が被写体の周囲を旋回するモードです。このモードでは、半径と速度を設定し、最大飛行速度13m/sで被写体を360度ぐるりと捉えた映像を簡単に撮影できます。静止している被写体や動いている被写体のどちらもトラッキングでき、ロールスティックで旋回し、ピッチスティックで被写体との距離を調整します。この機能は、ベテランのパイロットでも難しい高度な撮影をサポートし、特に動く被写体を捉え続けるシーンで効果を発揮します。プロフェッショナルな映像表現が求められる場面で、非常に役立つ機能です。

参考動画

まとめ

フォーカストラックは、ドローン撮影の可能性を大きく広げる機能です。被写体を自動で追尾することで、これまでにないダイナミックな映像表現が簡単に実現できるようになりました。初心者からプロフェッショナルまで、あらゆるユーザーがその利便性を実感できるはずです。ぜひ一度、フォーカストラックを活用した撮影を試してみてください。

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DJI博士
DJI博士
DJI製品をこよなく愛した者
DJI製品を7年以上使用しています。ドローンだけではなく、DJIのアクションカメラやポケット製品も使っており、機材はすべてDJI製品を使用しています。
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