【比較】DJI Mini 3 ProとMini 4 Proの違いは?
「DJI Mini 3 Pro」が登場した際、多くのドローン愛好家は「これが最高のミニドローンだ!」と感じたことでしょう。しかし、その後に驚くほど速く登場した「DJI Mini 4 Pro」がどのように差別化されているのか、興味を持った方も多いのではないでしょうか?両機種はどちらもDJI Miniシリーズの中で素晴らしい性能を発揮していますが、具体的にどのような違いがあるのかを詳しく見ていきましょう。
サイズと重量の違い
まず、両機種のサイズと重量に注目してみましょう。DJI Miniシリーズは、軽量かつコンパクトなデザインが特徴ですが、「DJI Mini 4 Pro」は「DJI Mini 3 Pro」と比較して若干大きくなっています。
- DJI Mini 3 Pro: 折り畳み時のサイズは145×90×62mm、展開時のサイズは251×362×70mm
- DJI Mini 4 Pro: 折り畳み時のサイズは148×94×64mm、展開時のサイズは298×373×101mm
重量に関しては、どちらも249g以下で、航空法の規制を回避できるように設計されています。このようなコンパクトさは、旅行やアウトドアでの持ち運びに非常に便利です。わずかなサイズの違いは、実際の使用時にはほとんど気にならないでしょう。
障害物検知機能の進化
次に、障害物検知機能の進化についてです。「DJI Mini 3 Pro」では、前方、後方、下方にのみ障害物センサーが搭載されていましたが、「DJI Mini 4 Pro」では、さらに側方と上方にもセンサーが追加され、全方位で障害物を検知できるようになりました。
これにより、飛行時の安全性が大幅に向上しました。特に初心者にとって、この機能は非常に重要です。ドローンが自動で障害物を回避してくれるため、誤操作による衝突のリスクが減少し、より安心して飛行を楽しむことができます。
映像撮影の性能向上
ドローン撮影において、映像の美しさは非常に重要です。特に、4K映像の滑らかさや高解像度は、プロフェッショナルな撮影にも耐えうるものです。「DJI Mini 4 Pro」では、この点で「DJI Mini 3 Pro」と大きな違いがあります。
- DJI Mini 3 Pro: 4K・60fps、FHD・60fpsの撮影が可能
- DJI Mini 4 Pro: 4K・100fps、FHD・200fpsの撮影が可能
この違いは、スローモーション撮影や動きの速いシーンでの撮影において特に顕著です。より高いフレームレートにより、滑らかで美しい映像を記録できるため、映像制作においても非常に有用です。
内部ストレージの拡張
ドローン撮影では、SDカードが必要不可欠ですが、万が一カードを忘れてしまった場合や、容量が不足した場合には内部ストレージが役立ちます。「DJI Mini 3 Pro」では1.2GBだった内部ストレージが、「DJI Mini 4 Pro」では2GBに増加しました。これにより、より多くのデータを保存でき、撮影の自由度が高まります。
飛行性能とバッテリー寿命の違い
ドローンの飛行性能とバッテリー寿命は、使用者にとって非常に重要な要素です。「DJI Mini 4 Pro」は、「DJI Mini 3 Pro」と比較して、飛行の安定性と制御性能がさらに向上しています。
「DJI Mini 4 Pro」は、新たに搭載されたDJI O4映像伝送技術により、最大20km(日本国内では10km)先からでも滑らかな1080p/60fpsのフルHDライブ映像を伝送できます。また、バッテリー効率も向上しており、最大34分間の連続飛行が可能です。これにより、長時間の撮影でも安心して操作できます。
インテリジェント機能の進化
「DJI Mini 4 Pro」には、さらに洗練されたインテリジェント機能が搭載されています。これにより、初心者でも簡単にプロフェッショナルな映像を撮影することが可能です。
特に注目すべきは、アップグレードされたActiveTrack 360°機能です。これにより、ドローンは全方向の障害物を検知しながら、被写体をスムーズに追跡します。また、スポットライト機能やポイント オブ インタレスト(POC)機能も搭載されており、クリエイティブな映像制作がより簡単に行えます。
デザイン性と携帯性の違い
「DJI Mini 4 Pro」は、「DJI Mini 3 Pro」と同様に、超軽量でコンパクトなデザインが特徴です。249g未満の軽量機体であり、折りたたみ可能な設計により、持ち運びが非常に簡単です。また、多くの国や地域で、特別な許可や登録が不要なため、気軽に使用できるのも魅力の一つです。
最新アクセサリーと送信機の進化
「DJI Mini 4 Pro」には、新しい送信機(DJI RC 2)やアクセサリーが多数追加されました。特に注目すべきは、5.5インチの高輝度ディスプレイを搭載した送信機です。DJI RC 2は、明るい環境でもクリアな映像を確認でき、操作性が向上しています。また、プロペラガードや多機能キャリーケースなど、便利なアクセサリーも充実しており、さまざまな用途に対応しています。
まとめ
「DJI Mini 4 Pro」と「DJI Mini 3 Pro」の違いを比較してみると、Mini 4 Proは、より高度な機能と性能を搭載しており、空撮の可能性をさらに広げています。特に、全方向障害物検知や高フレームレートの4K撮影など、プロフェッショナルな撮影に対応した機能が充実しています。
初心者にも扱いやすく、またプロフェッショナルな用途にも対応できる「DJI Mini 4 Pro」は、Miniシリーズの新たなスタンダードとなることでしょう。あなたの空撮体験をさらに充実させてくれるこの機体、ぜひ手に取って試してみてください。
比較表
Mini4 Pro | Mini3 Pro | Mini3 | |
価格 | ¥158,100 ※Fly Moreコンボ Plus | ¥143,000 ※Fly Moreコンボ Plusと同様の条件 | ¥111,980 ※Fly Moreコンボ Plus |
重量 | 249g | 249g | 248g |
カメラ性能 | 4K/100fps 4800万画素 1/1.3CMOS D-log撮影モード 縦向き動画撮影 | 4K/60fps 4800万画素 1/1.3CMOS D-Cinelike撮影モード 縦向き動画撮影 | 4K/30fps 1200万画素 1/1.3CMOS 縦向き動画撮影 |
飛行時間 | 34分(※最大45分) | 34分(※最大47分) | 38分(※最大51分) |
安全性 | 全方向障害物検知機能 | 3方向障害物検知機能(前方、後方、下方) | 1方向障害物検知機能(下方) |
特徴 | Miniシリーズ最高峰モデル 性能と機能の面で他のモデルを凌駕 | 高品質カメラと障害物検知機能を備えた趣味で楽しむ方向けのバランス良いモデル | コストパフォーマンスに優れたモデル |
※インテリジェント フライトバッテリー Plusを使用した場合